動画編集は今注目を集めている仕事で、副業にする人が増えています。
その一方で、「動画編集は稼げない」と言う人もいますよね。
いったいどちらが本当なのでしょうか?
この記事では、動画編集で稼げない人の特徴や、その克服方法について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
動画編集で稼げない人の特徴とは?

インターネット上で動画広告を見ない日はない昨今、動画編集の市場は伸び続けています。
つまり、動画編集者の需要がどんどん高まっているのです。
そんな中で稼げない人には、何かしらの理由があります。
ここでは、稼げない人の特徴についてみていきましょう。
1.スキルが足りず安い案件しか受けられない
動画編集の仕事を始めたばかりの人が受注できる仕事は、全体的に単価が低い傾向があります。
また、初心者は生産性も高くないために、かかった時間の割にあまり稼げないと感じる場合もあるでしょう。
最初のうちは、かなり時間をかけて仕上げた動画にクライアントから修正指示が入り、へこむこともあります。
自分の仕事を時給換算するとかなり安いことに気づいて、嫌になってしまうのも初心者あるあるです。
しかし、ここで諦めてしまうと、稼げない動画編集者のままで終わってしまいます。
多少単価が低くても、色々な案件で経験を重ねると、作業時間も自然と短くなり、受注できる仕事もぐんと増えていきますよ。

2.仕事意識が低い
いくら動画編集の技術が高くても、納期に遅れたり、メッセージのやりとりに問題があったりする人に仕事を頼みたいクライアントはいません。
高いスキルを身につけるのも大事ですが、それと同じくらいクライアントとのコミュニケーションも大事です。
相手は人間であり、ビジネスの場なので、マナーを忘れず誠実な対応を心がけましょう。
納期厳守や問い合わせへの迅速な回答は、基本中の基本です。
また手抜きやごまかしは、たとえ一回でも信頼の低下につながります。
契約をした以上、責任をもってきちんと仕事をおこないましょう。
3.初心者だからと引け目を感じすぎている
動画編集の仕事をするときに、「自分は初心者だから」と謙遜する人がいます。
でも、それを言い訳にして難しい仕事を避けすぎるのは少し問題です。
初心者であることをアピールしすぎると、単価の安い仕事しか来なくなるからです。
自分のスキルや知識はしっかりと売り込んで、自分から仕事を取りに行く姿勢を大切にしましょう。
もし初めて挑戦する仕事であっても「クライアントが気に入ってくれるまで何度でも修正対応します」という気概のある人なら、とても信頼できますよね。
動画編集者が増えている今、仕事が来るのをただ待っているだけではいけません。
たくさんの動画編集者の中で、あなたでないとできない、と指名してもらえる存在を目指しましょう。
4.自分の編集にこだわりがない
動画編集者として一定の実績を積むと、他の編集者との差別化も重要になります。
例えば、動画にオリジナリティを出したり、クライアントにより良い提案をしたりするなどです。
個性を出そうとしすぎるのはいけませんが、自分のアイディアを取り入れればもっと良い動画が作れると思うなら、積極的にクライアントに相談してみましょう。
そんな人に動画を作ってもらえれば、クライアントも素直に嬉しいはずです。
また、動画以外の武器を持つのも1つの手です。
アウトドア好き、ペットを飼っているなど、自分の得意なことや好きなことをアピールすると、意外と新しい仕事につながることもありますよ。
動画編集の副業で稼げない人が「稼げる人」になるには?

稼げない人の特徴をお伝えしましたが、ではどうすれば「稼げる人」になれるのでしょうか?
ここではそのちょっとしたコツや、大切な心構えなどをお伝えします。
1.スキルを磨き続ける努力をする
まずは、自分の動画編集スキルを確実なものにしましょう。
特に独学で学んだ人は、自分の技術に何が足りないか、不足をどのように学べばいいか、わからないことが多いです。
それは、客観的に見てくれる人がいないために起こります。
SNSやコミュニティで、自分の作った動画を公開して批評してもらいましょう。
他人に見てもらえば率直な意見が聞けますし、必ず次の仕事に活かすことができます。
また、スキルに自信がないからと簡単な仕事ばかり受けるのは良くありません。
単価の高い仕事を受注するには、難易度の高い技術や経験が必要です。
「自分にはちょっと難しいかな?」と思う仕事にも、積極的にチャレンジしてみましょう。
並行して、高い技術の習得に力を入れていけば、動画編集の案件でお金をもらいながらスキルアップができて、一石二鳥です。
2.仕事にプライドを持ち、誠実な対応を心がける
動画編集の仕事は、クライアントとのやりとりが単発で終わるものも珍しくありません。
つまり、動画を1本作って納品したら、そのクライアントとの仕事は終わるということです。
だからといって適当なやりとりをするのではなく、しっかりとクライアントの要望に耳を傾けましょう。
動画の質を向上させていくのはもちろん、動画編集者として責任ある対応をすることが大事です。
一度の取り引きで終わったとしても、動画の出来や仕事上のやりとりでクライアントから気に入ってもらえれば、今後継続して仕事がもらえるかもしれません。
またクライアントからの良い口コミが広がって、別の企業から依頼が舞い込む可能性だってありますよ。
1つ1つの仕事にプライドを持ち、丁寧な対応をして信頼を獲得していきましょう。
3.自分を売り込むのが苦手なら、クラウドソーシングを活用する
自分のスキルや経験年数にどうしても自身が持てず、堂々と「私はこんなことができます」と売り込むのが苦手な人は結構多いと思います。
そんな人は、クラウドソーシングを活用することをおすすめします。
クラウドソーシングでは、動画編集の仕事を依頼したい企業や個人が、動画編集者を常に探しています。
初心者OKな仕事もあり、最初は全然経験がなかった人も、一人前の動画編集者として活躍しているケースもたくさんあるんですよ。
クラウドソーシングには自己紹介欄があります。
そこに自分の得意なことや、これまで学んだ動画編集のスキル、やってみたい仕事などを細かく書いておけば、興味を持った企業から連絡が入る可能性もあります。
まだ自分を売り込めるほど経験がないと思っている人は、まずはクラウドソーシングで動画編集者としてスタートしてはどうでしょうか。

4.マーケティングスキルと組み合わせる
動画編集者として長期的に活躍していきたいなら、動画編集以外のスキルを持つと付加価値が上がります。
1番のおすすめは、マーケティングの知識を身につけることです。
特にWEBマーケティングを学べば、WEBサイトやSNSと動画をどのように組み合わせれば効果が高いかがわかるようになります。
そうすればクライアントの目的に合った動画が作成できます。
さらに、WEBマーケティングの分析結果をクライアントに提供し、より良い提案・改善をすることもできますよね。
企業の中には、ITやマーケティングを詳しく知らない人がまだまだ多いです。
動画編集のスキルとあわせて発揮できる強みがあれば、クライアントにとって唯一の存在になれること間違いなしですよ。
動画編集の副業は稼げる仕事!その理由とは
動画編集はこれから先も需要がどんどん伸び、長期的に稼ぐことができる仕事です。
ここでは、その理由を詳しく解説します。
これからも市場が拡大するから
動画編集のスキルの需要は、いま非常に高まっています。
サイバーエージェントの発表によると、2020年の国内動画広告市場は2,954億円と予測され、前年比114%に達する勢いです。
さらに2021年には3,889億円、2024年には6,856億円に達すると予想されているんです。
その理由は、スマートフォンが普及して、動画視聴が手軽にできるようになったから。
また、スマートフォンと相性の良いSNSや通販事業の成長もあり、動画は私たちの生活になくてはならないものになりました。
今後も5Gの普及や大手携帯キャリアの値下げなどで、動画市場はますます成長すると見込まれます。
つまり、動画編集スキルは多くの人から重宝される仕事だということです。
(参考:サイバーエージェント 2020年国内動画広告の市場調査)
他のビジネスにも活かせるスキルだから
動画編集といえばYouTubeのイメージが強いですが、実はそれ以外にも需要があります。
例えばInstagramのストーリーやTiktokなどです。
Tiktokは若者向けの動画投稿サイトですが、最近は企業が参入し始めていて、ビジネスの場でも注目度が高いSNSです。
またフリマサイトなどの普及により、一般人が自分でブランドを立ち上げたり、ショップを開いたりするのが簡単な世の中になりました。
ショップの宣伝をするときに、SNSで動画配信すれば、商品をより視覚的にアピールできますよね。
このように、動画編集スキルはYouTubeだけでなく、幅広いビジネスシーンで求められています。
動画編集で稼げない!を脱却したいなら
- スキルを磨き、高単価の案件を獲得できるよう努力し続ける
- 自分を売り込むのが苦手なら、クラウドソーシングサイトを活用するのも手
- WEBマーケティングの知識を身につければ、クライアントに付加価値を提供できる
- 動画広告市場はこれからも拡大を続けるため、動画編集はますます求められる仕事
動画編集は、スキルを磨き続ける努力をし、クライアントの求めるものを的確に提供できれば、誰でも確実に稼ぐことができます。
つまり、そこにたどり着くまでに、諦めたり挫折してしまったりした人が「動画編集は稼げない」と言っているんですね。
どんな仕事にも言えることですが、簡単に報酬がもらえるほど楽ではありません。
たくさんのトライ&エラーを乗り越えて、多くのクライアントや視聴者を喜ばせられる編集者になりましょう。