動画編集を副業にしたいと考える人が今増えています。
でも初心者にとっては、いったい何から用意すればいいのかわからず、一歩が踏み出せない人も多いのでは?
今回はそんな動画編集にチャレンジしたい人のために、副業を始めるときに必要なものや、動画編集の副業をするメリット、おすすめのソフトなど網羅的に解説します。
動画編集の副業を始めるとき必要なものは?

動画編集の副業で最低限必要なものは3つあります。
それぞれ詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
動画編集に適したパソコンを持つ
動画編集をするなら、ある程度スペックが高いパソコンを用意する必要があります。
CPU
CPUとは、パソコンの頭脳に当たる性能です。
CPUが弱いと、作業中にパソコンの動作が停止したり、動画をうまく再生できなかったりして、作業に余計な時間がかかってしまいます。
CPUを選ぶ時は、「コア数(Core)」を確認し、「Core i7」以上のものを選びましょう。
グラフィックボード
動画編集の仕事をしたい人は、ぜひグラフィックボードにも投資してください。
グラフィックボードは、動画のエフェクト処理やプレビュー表示をスムーズにおこない、動画編集を効率よく進めるために必要です。
グラフィックボードを選ぶ基準は、ビデオメモリ量です。
初心者は6GBがちょうどいいでしょう。
メモリ
動画編集には大量の素材を使うこともあり、メモリ(保存領域)は多い方がいいです。
ただ、初心者がはじめから高性能なものを持つ必要はありません。
まずは16GB、予算に余裕があるなら32GBあれば、基本的な動画編集作業には問題ないでしょう。
メモリはあとから増設することもできます。
少ないメモリのパソコンを購入するときには、最大何GBまで増設できるかを確認しておくとよいですね。
動画編集のスキルを身につける
動画編集のスキルを身につける方法は3つあります。
- スクールで学ぶ
- 動画教材で学ぶ
- 独学で学ぶ
スクールは、通学型とオンライン型がありますが、どちらもプロの講師から動画編集のスキルを総合的に学べるメリットがあります。
動画教材は、Udemyなどで動画編集の講師が録画コンテンツを有料販売しているものを買って学ぶもので、自分の極めたいスキルを選んで学べます。
独学は、書籍やYouTubeなどで自分で調べながら学ぶ方法で、空き時間にコツコツと学習することが得意な人に向いています。
動画編集のスキルの身につけ方については、以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひご覧ください。


動画編集の仕事内容を知っておく
動画編集の仕事を始めるために必要なスキルは、主に次の4つです。
- 動画のカット・つなぎあわせ
- 動画の色調整
- テロップ入れ
- 音楽の挿入
初心者はまずこの4つができるようになれば、動画編集のスタートラインに立てます。
あとは仕事を受注しながらスキルを磨いたり、できる作業を増やしていったりすれば、徐々に仕事の範囲を広げていけますよ。

動画編集の副業のメリット・デメリットとは?

動画編集の副業は、初心者にこそおすすめしたい仕事です。
でも実際に副業にした場合、どんなメリット・デメリットがあるのか気になりますよね。
ここではその両方についてわかりやすく解説します。
動画編集の副業をするメリット
初心者でもスキルを身につけやすい
先ほど、動画編集の仕事をするために必要なスキルは4つだと解説しました。
これらのスキルは、他の副業よりも比較的すぐに身につけられます。
最初は難しいと感じても、動画編集ソフトの操作に慣れれば、誰でもすぐにできるようになれますよ。
一般的に、プログラミングをゼロから身につける場合は約1000時間かかり、動画編集の場合だと150時間くらい必要だと言われています。
この時間の差を見ても、動画編集がいかに始めやすい副業かがわかりますね。
空き時間を有効活用できる
副業をしようと思ったときに、自宅でできるものを選びたいと考える人は多いですよね。
動画編集なら、パソコンと動画編集ソフトがあれば、すぐに副業を始められます。
本業が早く終わった日や、休みの日の空き時間を副業で収入を得る時間にあてられるのは、結構嬉しいポイントですね。
動画編集の副業をするデメリット
最初は単価が低く稼げない時期がある
動画編集の副業は、クラウドソーシング(ランサーズ・クラウドワークスなど)やスキル出品サイト(ココナラなど)を活用すれば、初心者も比較的簡単に仕事を見つけることが可能です。
ただ、初心者OKの案件は簡単な編集作業が多く、どうしても単価は低めです。
最初のうちは、実際の労力に比べて報酬が少なく感じ、「動画編集は稼げない」と思うかもしれません。
でもそこで諦めずに、コツコツとスキルを身につけ、実績を伸ばしていきましょう。
そうすれば、動画編集作業で自分のできる範囲が広がりますし、単価も徐々に上がっていきますよ。
納期が厳しい案件だと忙しくなる
動画編集の副業で仕事を受けるようになると、納期が重なったり、そもそもクライアントからの要望がかなりタイトなスケジュールだったりする場合があります。
本業がある人は、忙しい時期が重なった場合スケジュール管理が難しいと感じることもあるかもしれません。
かといって、徹夜での作業ばかり繰り返していると、日中のパフォーマンスに悪影響があるのでおすすめできません。
クライアントと納期の打ち合わせをするときは、万が一のことも考えて、余裕を持った日程でスケジュールを組むように工夫しましょう。
動画編集の副業におすすめのソフトとは?

初心者が動画編集を始めるときに、ぜひ揃えてほしいソフトが2つあります。
どちらもいま主流になっているソフトなので、チェックしてくださいね。
Adobe Premiere Pro
動画編集を仕事にする人の多くが使っているソフトが、「Adobe Premiere Pro」です。
幅広い機能を持っていて、動画のカット・つなぎ合わせはもちろん、音量調整・テロップ入れなどもできます。
次に解説する「Adobe After Effects」と組み合わせれば、より質の高い動画がつくれますよ。
Adobe After Effects
動画にアニメーションや特殊効果を入れるときに「Adobe After Effects」を使います。
文字や図形に動きをつける、映像に光や炎などの特殊効果を追加できるなどの機能があります。
動画編集の業界で活躍する人たちは、このソフトを使いこなして奥行きや躍動感のある動画を生み出しています。
動画編集ソフトについては、以下の記事でも詳しく解説していますのでご覧くださいね。

初心者から動画編集の副業を始めたいなら
- 動画編集の副業は、パソコンと専用ソフトがあれば自宅ですぐ始められる
- 動画編集のスキルは、初心者にも比較的身につけやすい
- 初心者のうちは仕事1件あたりの単価は低めだが、徐々に上げていける
- 動画編集を始めるなら、ソフトは「Adobe Premiere Pro」がおすすめ
動画編集の副業の始め方と、おすすめのソフトをご紹介しました。
スマホやパソコンの普及で、これからますます盛り上がりを見せる動画業界において、動画編集者は引っ張りだこの存在です。
ぜひ動画編集のスキルを身につけて、一歩を踏み出してくださいね!