「動画編集の仕事をしてみたいけど、何から始めたらいいの?」という初心者の人は多いと思います。
そんな人におすすめなのが、クラウドワークスを活用する方法です。
本記事では、動画編集の初心者がクラウドワークスで「仕事を探す方法」や「必要なスキル」について説明しますので、ぜひ参考にしてください。
クラウドワークスとは?

「動画編集の仕事がしたい」という気持ちを叶えるのは、クラウドソーシングです。
その中で最大規模なのが「クラウドワークス」。
ここでは、クラウドワークスの詳細と、初心者におすすめしたい理由をまとめます。
クラウドワークスの基本情報
クラウドワークスの登録企業数は全国72万社で、業界最大級です。
ワーカーとして登録している人は443万人もいて、それだけ多くの人から選ばれているクラウドソーシングなんですね。
仕事の種類は約200種類あり、動画編集の案件も多数あります。
初心者の方は、カテゴリーで「未経験可」「初心者OK」のものを探してみましょう。
クラウドワークスは依頼者と受注者の間の仲介役として、安全な取引をサポートしてくれるので、初心者も安心して仕事に取り組むことができますよ。
初心者にクラウドワークスをおすすめする理由
初心者が動画編集の仕事を探す方法は、実はクラウドソーシング以外にもあります。
でもなぜ初心者はクラウドワークスで仕事を探すのが良いのでしょうか?
以下で詳しく解説します。
SNSで探す方法
SNSはクラウドソーシングより数は減りますが、「#動画編集募集」と検索すれば、高単価案件も存在しています。
ですが、中には詐欺案件があるかもしれないので注意が必要です。
企業と直接契約をするので、作業後に報酬を支払われなかったというトラブルもあり得るからです。
初心者は詐欺案件とそうでない案件の見極めが難しいため、もし探す場合は慎重に契約内容を確認しましょう。
求人サイトで雇用契約を結ぶ
インディードやタウンワークなどの求人サイトで、雇用契約を結ぶ方法もあります。
ただし、案件数がかなり少ないことと、未経験者OKの求人があったとしても狭き門です。
求人サイトで募集をかけている企業の多くは動画編集の経験者が欲しいので、初心者にはハードルが高い求人でしょう。
初心者はクラウドソーシングからスタートすべき
上記で解説したとおり、SNSや求人サイトは動画編集の募集件数自体がかなり少なかったり、詐欺まがいの案件があったりします。
そのために、初心者にとっては仕事を獲得するのはかなり難しいです。
やはり最初は、安心安全のクラウドソーシングから仕事を始めるのをおすすめします。
クラウドワークスなら、仕事を受注したときに「仮払い」をする制度があり、クライアントが報酬をクラウドワークスに預けます。
もし仕事の途中でクライアントと連絡が取れなくなったとしても、報酬はしっかり支払われるので安心ですね。
クラウドワークスで動画編集初心者が選ぶべき案件
いざクラウドワークスで仕事をしようと思ったとき、案件がたくさんあってどれを選べばいいか迷う人も多いと思います。
ここでは、初心者が選ぶべき案件について解説します。
YouTube関連の案件
初心者は、まずYouTube案件から挑戦することをおすすめします。
仕事の募集数自体が多く、簡単な作業が多いので初心者でも比較的取り組みやすいからです。
しかし、初心者でもできる簡単な作業のために、動画1本あたりの単価は低めです。
あまりにも安すぎるものは稼げないので、単価の良い優良案件を見つけることが、作業量に見合った報酬を得る秘訣です。
募集人数が多い案件
募集人数が多い案件は、そのぶん初心者でも受注できる可能性が上がります。
ただ、中には悪質なクライアントもいます。
相場に比べてすごく安い単価だったり、連絡が途絶えたりしてワーカーに不信感を持たれ、人が離れていったために大人数を募集している場合もあります。
仕事を探すときは必ずクライアントの情報を見て、評価が高いところに応募しましょう。
クラウドワークスでの動画編集の単価
クラウドワークスで初心者が動画編集の仕事で得られる単価は、どのくらいなのでしょうか。
ここでは、初心者が稼げる平均的な金額について調べましたので、参考にしてください。
初心者が稼げる単価の相場
動画編集の仕事は、多くが1本あたりいくらという報酬設定になっています。
初心者向けの簡単なものは1本100~500円ほど。
YouTubeでよく見かける漫画風の動画や、広告動画は1本2,000~5,000円ほどです。
非常に低単価なものもありますが、初心者でもある程度の単価の案件を受けられることもあります。
はじめのうちは単価の低い仕事で感覚をつかんだり、実績を積んだりすることをおすすめします。
自信がついて慣れてきたら、高単価案件への応募をするのもいいかもしれませんね。
経験者が稼げる単価の相場
ある程度経験を積み、動画編集の一通りの作業ができるようになれば、仕事の幅はグッと広がります。
それに伴い、1本あたりの単価もアップしていく場合が多いようです。
経験者が稼げるのは、1本数千円から数十万円の案件があり、正直ピンキリでどれくらいが平均と言い切れない部分もあります。
編集する動画の長さや、クライアントが求める動画への要望、動画のジャンルなどによって条件が様々だからです。
ただ、素材が多く作業が多ければ、1本10,000~100,000円が相場ではないでしょうか。

動画編集の初心者が挫折しないための3つの力

クラウドソーシングは比較的初心者でも仕事が始めやすいとはいえ、最初のうちはなかなか仕事が決まらなくて焦ることもあります。
そんなときに挫折してしまわないためのアドバイスを3つお伝えします。
提案力
クラウドワークスで仕事を得るには、まず案件に応募しないことには何も始まりません。
その応募する行為を「提案」と言いますが、「この人に仕事を頼みたい」とクライアントに思ってもらえる提案を心がけましょう。
誠実さや報連相の確実さ、また動画編集の経歴や得意分野などを伝えるといいですね。
その場合、内容はコンパクトで読みやすい方が好ましいです。
クライアントの求める動画編集者のニーズを読み取り、「今回の案件には、私の〇〇のスキルが役立ちます」と文章で訴えかけましょう。
根気力
初心者は、当然ながら動画編集の経験がゼロなので、すぐに契約が決まるとは限りません。
そのため、数回仕事に応募して不採用になっただけで「私はできないんだ」と思ってあきらめる人が多いのです。
でも、初心者が最初から上手くいかないのは、当たり前のことです。
大切なのは「粘り強く提案し続けること」。
提案の内容を熟考し、クライアントの役に立ちたいという姿勢が重要です。
2回目以降は契約が決まりやすくなるので、めげずに頑張りましょう。
営業力
営業力は動画編集に限らず、どの分野でも超重要なスキルですよね。
これができるかどうかで、今後の仕事にも大きく影響してきます。
クラウドワークスで案件を受けたあと、縁ができたクライアントと一度の仕事で終わってしまってはもったいないです。
継続して仕事をもらえないか聞いてみる、または今は仕事がなくても次に募集するときはぜひ一緒に仕事がしたいと伝えるのも一つの手ですね。
クラウドワークスにはたくさんのワーカーが働いているので、その中で自分を選んでもらうためにも、営業力は必要なスキルの1つです。
動画編集初心者が最初に身につけるべきスキル
初心者が動画編集の仕事をするために、身につけておくべきスキルと、そのスキルを磨いていく方法についてお伝えします。
最低限の動画編集スキル
クラウドワークスの依頼内容には、「初心者歓迎」と書かれた案件があります。
しかし、その多くは条件として「最低限の動画編集スキル」と記載されているんです。
この「最低限の動画編集スキル」とは、いったいどのようなものなのでしょうか?
初心者が身につけるべき、最低限のスキル4つについて解説します。
① カット
カットは、動画の中で必要な部分と不要な部分を取捨選択する作業です。
同じ動画素材でも、担当する動画編集者によって、このカットの方法は異なります。
つまり、カットによって作品の出来が大きく変わるということですね。
クライアントが動画に求める方向性を考慮しながら、残す部分を適切に判断する力が必要になります。
最初は難しくても、経験を積めば徐々にどこが不要かわかってきますよ。
② つなぎ
つなぎは、いくつかの素材をつなぎ合わせる作業です。
先ほど解説した「カット」で選別した必要な部分同士をくっつけるということですね。
別のシーンであることが見ている人にわからないように、動画を違和感なく、かつ見やすいようにつなぐスキルが大事です。
③ テロップ
テロップは、動画に適宜文字を入れて、内容をよりわかりやすくする効果があります。
動画を観る人(ターゲット)のニーズを汲み取り、テロップ自体の量や、文字の大きさ・フォント・色などを考えなければいけません。
初心者のうちは、クライアントから「ここにもっと文字を入れてください」などと修正が入りやすい箇所かもしれません。
テロップは入れすぎても、入れなさすぎても動画がわかりづらくなってしまうので、クライアントと方向性をしっかり打ち合わせながら作業を進めましょう。
④ 音入れ
音入れとは、動画に音楽や効果音を入れることで、作品のイメージを左右するものです。
観る人の感情を揺さぶり、インパクトを与えることだって可能なんです。
例えば、映画「ジョーズ」のサメが近づくシーン、「貞子」のテレビから出てくる無音の時間など、音の表現で作品は見違えますよね。
かなりセンスが問われる作業ですが、数をこなすことで徐々に感覚がつかめてきますよ。
最低限の動画編集スキルの磨き方
先ほど解説した4つの「最低限の動画編集スキル」。
これをさらに磨き高めていく方法は、次の通りです。
- とにかくクラウドワークスで案件の数をこなす
- わからないことはインターネットで調べる
- 動画編集の専門書を読む
特におすすめなのは、「とにかくクラウドワークスで数をこなす」ことです。
案件に挑戦していくことで、実際に動画編集の現場で役立つスキルが得られます。
徐々にレベルアップしていけば、高単価の案件も受けられるようになりますよ。
もし作業する上でわからないことがあれば、インターネットで調べましょう。
情報の信ぴょう性を精査する必要はありますが、今はたいていのことはインターネットでわかります。
もっと詳しく学びたいなら、専門書を読んでみるのもいいですね。
初心者が動画編集のスキルを学ぶ方法については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてくださいね。

初心者がクラウドワークスで動画編集の仕事をゲットするには
- YouTube動画や募集人数が多い案件なら、比較的応募が通りやすい
- 初心者向けの案件は、1本あたり数百円から数千円の単価が多い
- 提案力、根気力、営業力を磨いてクライアントと継続契約を目指すのも良い
- 最低限の4つの動画編集スキルがあれば、すぐに仕事のスタートが可能
初めての仕事をするときは、最初は誰でも不安なことばかりです。
でも、まずは1度やってみることが大切ですよ。
クラウドワークスなら、簡単な手続きで会員登録が完了し、その日からすぐ仕事に応募できます。
案件を獲得することだけを目的としないで、自分の思い描いた動画を作れるようになるのを目的に頑張ってくださいね。
参考記事:【動画編集】在宅でできるバイトは現在募集しているのか?