副業・リモートワークが当たり前の時代。
いつでもどこでもできる仕事って夢がありますよね。
動画編集もそんな仕事の一つ。
夢のある仕事もフリーランスとして独立するのは、決して簡単ではありません。
本記事では、フリーランスの動画編集は一体どれだけ稼ぐことができるのかを解説していきます。
フリーランスの動画編集・単価と年収は?

動画編集のフリーランスは、実際どのくらい稼げるのでしょうか?
動画1本あたりの単価と、フリーランス動画編集者の年収について調べました。
フリーランスの動画編集者の平均単価
動画編集の1本あたりの単価は、平均5,000円~1万円です。
ただし初心者の場合は、これよりもう少し安い傾向があります。
スキルが高ければ単価の高い仕事も受注できますが、ある程度のレベルの人なら誰でもできるような案件だと、しっかり稼ぐのは難しいでしょう。
基本的にはいくつかのクライアントや案件を抱えて、複数の仕事を同時進行させることで収入を確保しているフリーランスが多いのが現実です。
フリーランスの動画編集者の平均年収
求人情報サイト大手の「求人ボックス」によると、会社員の動画編集者の平均年収は412万円です。
(参考:映像編集の仕事の年収・時給・給料情報/求人ボックス給料ナビ)
一方、フリーランスの場合は動画1本あたりの単価によるので、平均を出すのはかなり難しいです。
例えば初心者で単価5,000円、月20本の仕事があれば月収は10万円、年収は120万円です。
ただしこれは、あくまでも単価を上げなかった場合の目安。
スタートは低くても、経験を積んで実績があがると、単価は徐々にアップします。
初心者は、諦めずに実績を積み重ねることから始めるといいでしょう。
収入は経験値によってかなり左右される世界
正直、フリーランスの動画編集の収入はピンキリです。
月15~20万円の人もいれば、動画1本で15~20万円を稼ぐ人もいます。
そもそもフリーランスの稼ぎ方は、基本的に最初の収入は少なく、徐々に増えていくことが多いです。
「スタート直後からものすごく稼げる!」といえるような仕事ではありません。
つまり、経験の積み重ねが大事ということです。
継続していくうちに高単価の案件を受けやすくなり、報酬が上がっていきますよ。

フリーランスの動画編集者として稼ぐ方法

フリーランスとして独立するなら、やはりそれなりの安定した収入は欲しいですよね。
ここでは、動画編集者として稼いでいくための方法を解説します。
量をこなす
力ずくの方法ですが、とにかく量をこなせば報酬が増えます。
フリーランスの収入は、自分がどれだけ仕事を受注するかが勝負です。
つまり、やればやるだけ報酬が増えるということですね。
量をこなすのは効率が悪いように見えますが、メリットはあります。
それは、数多くの動画を編集することで経験値がアップすること。
慣れていくにつれ作業効率が良くなり、動画編集スキルも向上します。
そうすれば時間あたりの収入が増え、結果としてたくさん稼げるようになっていきます。
作業スピードを上げる
1本当たりの作業時間の短縮も、収入アップには大切な要素です。
例えば、単価5,000円の動画を1日1本、月20本編集するとします。
その場合の月収は10万円になりますよね。
これが同じ単価で1日2本作業できれば、月収は単純に倍の20万円。
作業時間を短縮すれば、1本当たりの価値も変わってくるというわけです。
スキルアップするにつれ、着実に作業時間は短くなり、効率よく仕事ができるようになります。
作業効率が高く、かつ質の高い動画を作れる動画編集者は、クライアントからの評価も上がりやすいですよ。
高単価の案件を受注する
先ほど、「量をこなせば収入は増える」とお伝えしました。
しかし、いつまでも単価が安い案件ばかり受注していては、量をこなしても限界が必ず訪れます。
それにせっかく家でできる仕事なのですから、余裕を持って取り組みたいところですよね。
その場合は、1本あたりの単価が高い案件を受注しましょう。
高単価の案件を受注する1番の方法は、実績と評価を上げることです。
様々なジャンルの動画編集を経験し、クライアントから良い評価を継続して得ることができれば、高単価の案件がもらいやすくなります。
クライアントと信頼関係を作り、気に入ってもらえた動画編集者は、指名で仕事を受注できることも珍しくありません。
他の仕事と同じように、質の高い成果物を納品し、誠実な対応をすることが将来の受注につながっていくんですね。

フリーランスの動画編集に求められるスキル
動画編集の仕事は、言うまでもなく編集に関する技術が高い人に仕事が集まります。
でもそれだけでは、業界で長く活躍し続けることはできません。
フリーランスだからこそ必要な、動画編集者のスキルについてまとめました。
マーケティング視点を持つ
フリーランスとして稼ぐには、マーケティング視点を持った動画編集者を目指しましょう。
マーケティング視点を持つことで、YouTubeチャンネルのディレクションなど幅広い仕事を受注できるためです。
そもそも動画を編集するのは、「多くの人に観てもらうこと」が目的です。
そのとき、再生回数を伸ばす工夫や、企画・告知方法がイマイチだったら、せっかく作った動画は誰にも観てもらえません。
再生回数を伸ばすためには、マーケティングが欠かせません。
マーケティングを通して市場調査や宣伝方法などを考えることで、動画の再生回数アップなど結果も出やすくなります。
ただ言われた作業だけをやるのではなく、「こうしたらもっと良い動画になりますよ」とクライアントに提案できれば、より信頼される動画編集者になれますよ。
交渉力を身につけて単価アップ
交渉力を身につけるのは、フリーランスが避けては通れない道です。
初心者なら低単価の案件を受けても仕方ありませんが、ある程度経験を積んだあとも単価が上がらなければ、報酬アップにはつながりませんよね。
そこで、クライアントと交渉することが大切になってきます。
タイミングとしては、「既存のクライアントから継続案件の依頼が来たとき」や「いくつかの依頼が重なったとき」などです。
自分の持っているスキルや実績などをしっかりとアピールして、作業内容に見合った報酬がもらえる努力をしましょう。
ただし、実績にウソをついたりスキルを大げさに言ったりするのはいけません。
大事なのはクライアントとの信頼関係なので、「質の高い動画編集をしてくれるこの人なら、このくらい単価を上げてもいいな」と思われる編集者を目指しましょう。
フリーランスの動画編集で高い単価・年収を得たいなら
- 動画編集の1本あたりの平均単価は、5,000円~1万円
- フリーランスの年収は初心者だと200万円を切る場合もあるが、実績を重ねればアップする
- 作業スピードと動画の質を上げていけば、高単価が得られるようになる
- マーケティング視点と交渉力を身につけて、他の動画編集者と差をつける
フリーランスは最初収入が少なく、実績とともに徐々に上がっていくスタイルなので、元は会社員だった人がその環境に不安になるのは当たり前です。
しかしながら、フリーランスの収入の伸び幅は、会社員よりも大きく変動する可能性があります。
努力やクライアントとの信頼関係次第で、稼げる可能性はどんどん上がっていきますよ。
動画編集のスキルは比較的身につけやすく、参入障壁も低いので、挑戦するにはかなりおすすめの仕事です。
参考:【在宅の副業】動画編集が稼ぎやすい3つの理由とは?動画編集を副業にするメリットも紹介