動画編集をはじめた人の中には、途中で難しいと感じてしまう人もいます。
動画編集はスキルの中でも比較的習得しやすいものなのですが、勉強の仕方またはマインドの面で、初心者が陥りやすい罠が主に3つあります。
この記事では、動画編集を難しいと感じてしまう理由を3つと、その解決策を紹介します。
初心者はなぜ「動画編集が難しい」と感じてしまうのか?

初心者が動画編集を難しいと感じてしまう理由は以下の3つです。
- レベルの高い編集と比べている
- 完成形をイメージできていない
- そもそもスキルや知識が足りていない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
レベルの高い動画編集と比べている
一つ目の理由として考えられるのは、自分のレベルを理解していないあまり、自分の作品とプロの作品とを比べてしまっている可能性があります。
動画編集と聞くと、多くの人がYouTuberを想像するかと思います。
誰もが知っているような、登録者数100万人超えなどといった有名YouTuberの場合、動画編集をプロの編集者に発注している場合がほとんどです。
その業界で何年も仕事をしているプロがつくったものと、まだ初心者の自分の動画を比較しても意味がありません。
あまり高い目標を最初から目指すと、挫折してしまう可能性が高くなるというわけですね。
完成形をイメージできていない
二つ目に考えられる理由は、完成形を考えずに編集をはじめてしまっている可能性です。
何事も、ゴールイメージがないと人は頑張り続けることはできません。
動画編集にはさまざまな種類があって、シリアス系・エンタメ系・勉強系など、系統によって編集のテクニックも変わってきます。
プロが作った動画の気に入った部分を参考にしようと思っても、自分の作る動画の系統と違っていれば、いまいちフィットせず上手くいかない可能性があります。
初心者のうちは、自分の作ってみたいジャンルの映像をしっかり研究するのがおすすめです。
そして、「お手本とする動画に近い形まで編集をしてみよう」など、イメージしやすいゴールを設定しましょう。
そもそもスキルや知識が足りていない
三つ目の理由は、スキルや知識が足りていないために、理想とする動画が作れない可能性があります。
動画編集というのは、全てを1つのソフトでやっているわけではありません。
編集ソフトにはそれぞれ得意・不得意があります。
例えば、動画編集をしている人のほとんどはAdobe Premiere Proを使っています。
Adobe Premiere Proは性能が高く、できることはとても多いのですが、アニメーションやイラストを作ることはあまり得意ではありません。
ソフトが不得意なことを無理に実現しようとすると、別のソフトを使えば簡単にできることなのに、なかなか完成しなくて時間の無駄になってしまいます。
こんなとき「アニメーションを作るならこっちのソフトの方が得意」と知っていれば、適切にソフトを組み合わせてスムーズに作業ができます。
動画編集をしながら学ぶのもいいですが、スキルや知識をしっかり勉強する時間も大切ですよ。

「動画編集は難しい」と感じないための対策とは?

初心者が「動画編集は難しい」と感じてしまう理由がわかりました。
では、そうならないためにはどうすればいいのでしょうか?対策方法は3つあります。
- 自分の動画編集レベルを理解する
- 動画編集する前に構成案を作る
- 動画編集ソフトの適性を知る
それぞれ解説していきます。
自分の動画編集レベルを理解する
レベルの高い編集との比較をしないためには、自分のレベルを理解する必要があります。
実績のある人や、業界のプロの動画を参考にするのもいいですが、もし自分が動画編集をはじめたばかりなのであれば、自分のレベルにあった動画をお手本にするべきです。
プロの動画をみると、こんなにセンスの良い動画が自分にもつくれるのかな…と自信をなくしてしまうかもしれません。
ですが、センスは多くの映像作品に触れることで磨いていけます。
さらに、動画編集スキルがレベルアップしていくにつれて、プロの作品も「こうやって作っているのかも」と手法を理解できるようになります。
独学やオンライン講座で動画編集を学ぶのに限界を感じたら、スクールに通ってプロの講師からスキルを学ぶのもおすすめですよ。
動画編集する前に構成案を作る
動画をつくるときに大切なのは、大まかな流れを最初に決めておくことです。
この「構成案」があるとないとでは、作業にかかる時間や動画の出来が全然違ってきます。
最初に完成系をイメージできれば、大きなミスや途中で迷子になるのを避けることができますよ。
ぜひ試して欲しいのは、箇条書きでもいいので、自分の編集しようとしている動画の「こだわりたいポイント」と「動画のオチや方向性」を書き出してから作業をすることです。
より良い動画をつくるためにも、ぜひ構成案を練ってから手を動かしましょう!
動画編集ソフトの適性を知る
1つの動画が出来上がるまでには、実は多くのソフトを使います。例えば、
- Adobe Premiere Proで動画のカットやつなぎあわせをして
- Adobe After Effectsで特殊効果を追加して
- Adobe Illustratorでつくったイラストを動画に挿入し
- Adobe Photoshopで動画のサムネイルをつくる
などのように、一連の作業の中で複数のソフトの使い分けが必要なんです。
それぞれのソフトの適性を知っていれば、迷わずに作業ができますよね。
もし今は1つのソフトしか扱えないのなら、オンライン講座などで他のソフトも学んでおくことをおすすめします。
慣れてくれば、作業の内容にあわせて最適なソフトを選ぶことができるようになりますよ。

「動画編集は難しい」と感じて挫折しないために
- 自分のレベルを随時チェックし、必要に応じてスクールなどで学ぶ
- 動画をつくる前に、完成形をしっかりイメージして構成案をつくる
- 動画編集に必要なソフトを適切に使い分けることが大事
この記事では、初心者が動画編集を難しいと感じてしまう理由3つと、その対処法を紹介しました。
動画編集をはじめたばかりの頃は、わからないことも多くて、挫折しやすいのは事実です。
でも、今回紹介した初心者が陥りがちなポイントを知っているだけで、挫折や失敗を避けることができますよね。
動画編集で稼げるようになるために、勉強に励んでスキルをどんどん伸ばしていき、いつかプロと呼ばれる存在を目指しましょう!
参考記事:動画編集なら未経験でも在宅で仕事ができる